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【医療/がん】医療保険の女性疾病特約とは?

保険相談で必ずといっていいほど相談をいただくのが、医療保険です。その中でもよくご質問されるのが「女性疾病特約」。今回は、意外と知られていない「女性疾病特約」についてみていきましょう。

更新日:2012年04月03日

保険相談で必ずといっていいほど相談をいただくのが、医療保険です。その中でもよくご質問されるのが「女性疾病特約」。今回は、意外と知られていない「女性疾病特約」についてみていきましょう。

 

→女性疾病とは?

「女性特有の病気」と言われるものの総称で、女性の体が男性よりもホルモンの影響を受けやすいことから起こるものが多いです。保険会社で女性特有の病気として保障の対象としているのは、女性特有の器官である子宮や乳房のがん(悪性新生物および上皮内がん)、子宮、卵巣、乳房の良性新生物、子宮内膜症、子宮筋腫などがあります。流産や帝王切開など妊娠や出産にかかわるもの(正常分娩を除く)も対象です。さらに、女性に多い病気として、バセドウ病などの甲状腺疾患、鉄欠乏性貧血、慢性関節リウマチ、下肢静脈瘤、胆石症、腎結石・尿管結石等です。ひとくちに「女性特有の病気」と言っても多岐に渡るうえ、保険会社や商品によっては対象に違いもありますので、よく確認しておきたいものです。

 

→女性疾病特約とは?

保険会社や商品によって保障内容は異なりますが、ここでは代表的なものを二つ挙げます。

例えば、入院日額5,000円、手術給付金5万円の医療保険を考えてみましょう。

一つは、入院日額に給付額が上乗せされるタイプです。女性疾病特約5,000円を付加した場合、女性疾病による入院では5,000円が上乗せされ、入院一日につき合計10,000円が支給されます。「すべてのがんと女性特有の病気」を対象としているものもあります。

もう一つは、入院日額、手術給付金ともに上乗せされるタイプです。入院日額は合計10,000円、手術給付金は5万円が上乗せされて合計10万円になります。

その他、入院一時金や手術一時金が給付されるものもあります。

 

→女性疾病特約の選択の基準

女性疾病特約を選択するかは何を基準に考えたらよいでしょうか。

女性疾病で入院した場合、ホルモンのバランスが崩れ精神的にも不安を感じるかもしれません。そんな時には周囲を気にしなくてすむように個室の静かな環境で過ごしたいと思う方も多いようです。差額ベッド代は全額自己負担のため、保険でカバーできれば万が一の場合でも安心して心の準備ができます。入院時の自己負担のものとしては、差額ベッド代以外にも、食事代、寝間着やスリッパなどの身の回り品の購入費等、1日約2万円かかると言われています。

また、分娩件数に対する帝王切開の割合は18.4%*というデータもあります。妊娠や出産に関してのトラブルは、普段の健康とは関係なく誰にでもあり得るということです。

 

→まとめ

保険料については特約料は上乗せになりますが、女性疾病特約の保険金給付は、がん診断一時金による保険金給付とともに請求が多い上位に位置付けされます。これから妊娠・出産を控えた年齢の方は、保険適用となるケースも多いので検討してみてはいかがでしょうか。その際、保険会社や商品によって、保障内容は前述のように異なりますので、よく比較してみて確認してください。

 

*厚生労働省「平成20年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」より

 

 

小林 陽子(コバヤシ ヨウコ)

小林 陽子
相談する
所属会社 ファイナンシャルアライアンス株式会社
資格 CFP、証券外務員資格
経歴 大学卒業後、法律事務所へ。その後CFPを取得し、不動産関連の会社で、お客様へファイナンシャルプランナーとして住宅購入時の保険の考え方についてコンサルティングを実施。その後より保険のコンサルティングへ傾注するため現職へ。現在2児の母。
趣味 フルート演奏、水泳
対象エリア 東京、埼玉県